成田空港のラウンジで、これを書いている。これからソウル・仁川経由でシドニーに向かう。
ちょっぴり遅い夏休み。シドニーマラソンに出場するのだ。少しの高揚感と緊張感が、胸の内で沸々としている。
かつて、Qちゃんやワイナイナさんが走り、メダルを手にしたシドニー五輪。南半球の壮大なかけっこ大会に参加するわくわく感がある一方、走り切れるだろうかという不安もある。
そもそも僕の場合、べつに日本代表でもないし、当然のことだが、国民の期待を背負って走るわけでもない。自分でも、もっと気楽に走ればいいじゃないかと思うのだが、そこはランナーの悲しい性。練習を積んだぶん、成長していたいし、目標もクリアしたい。
フルマラソンを走るのは、昨年のホノルル以来だ。練習は今年の2月から開始した。マイペースで、月間100〜130km走ってきた。その間、6月には安曇野ハーフマラソンに出場し、8月の終わりには、皇居で仕上げのハーフ走を行った。これまでになく、順調な調整ができた、と思う。他人と比べるまでもなく、あくまでも僕のレベルでの話だが。
ちなみに、シドニーマラソンは今年からコース変更で、ほぼフラットで高速コースになるらしい。僕の目標タイムは5時間切りだが、果たしてどうだろう。
国民の皆さまは期待していないだろうが、僕は自分の走りに期待している。ひそかに。
行ってきます！
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